2007年11月2日金曜日

la Toussaint (万聖節)




昨日、11月1日は Toussaint (トゥサン)と呼ばれる祝日でした。これは、キリスト教の祝い日の一つで、すべての聖人と殉教者を記念する日です。続く、11月2日が Fête des morts = 死者の日で、フランスではこの時期にお墓参りをします。昨日は、気持ちのよい秋晴れで、墓地にはたくさんの人が来ていました。私にとっては、今回が初めての墓参りでした。子供たちをつれて、義母&義祖母と一緒に、3カ所の墓地に出かけました。写真は墓地の裏通りにでていた菊たち(売り物、ひと鉢6〜8ユーロほど)です。日本にはないようなまん丸と大きな花のものや茶色のものなど様々な種類がありました。墓に供えられる花たちは、鉢植えのものか造花が主流で日本のような切り花はあまりみかけませんでした。


フランスでは土葬が一般的です。墓は昔は永久的に維持できたらしいのですが、今は場所の問題もあって、たいていが場所を買うのではなく借りる形で、ある年数経つと掘り返してまた新しい墓として他の人に使われるそうです。あまり露骨に家族に墓に関することを質問するのも気が引けるので、ちょっとネットで調べてみました。ブザンソンではありませんが、フランス中都市Dのサイトを見ると墓地に関しては6年、15年、30年、50年の賃貸があるらしく、種類も一人用、二人用、三人用、土地の広さは2m²もしくは2,40m²とあります。参考までに、賃貸料は312ユーロ〜3548ユーロ。最近は火葬を望むフランス人も増えているようで、ネットで見つけた記事によると、アンケートに答えたフランス人の41%が火葬を希望、39%が伝統的な土葬を希望と答えたそうです。火葬希望の理由には、「家族を煩わせたくない」や「経済的理由(土葬より火葬の方が安価)」などがあげられたということです。記事をフランス語で読みたい方はこちらから→



2 件のコメント:

chocolat さんのコメント...

こんにちは。
楽しく読ませていただきました。

私達家族にとってのToussaintは、
「Toussaintは、何処へ旅行に行く?」なんていう様な恥ずかしいものでしかありませんでした。

これからも、色々なフランスの歴史や情報などを教えてくださいね。
楽しみにしています!!

makikatta さんのコメント...

chocolat さん、コメントありがとうございます。
義祖父が他界したのは4年前で、私たちは当時日本にいたため葬儀に参列することも出来ず、今回が初めての墓参りとなった訳です。とても優しく穏やかだった義祖父。子供たちにもいろいろな思い出を語るいい機会になりました。