2008年2月29日金曜日

hiver doux(暖冬)

フランス気象庁の発表によると、この冬フランスは1950年以降で見ると一番の暖冬だったそうです。一月の平均気温は平年より 2,3°Cも高かったとか。アルプスには平年通りもしくは平年以上の雪が降ったのにたいして、ピレネーでは平年をかなり下回る降雪量だったということです。この辺も,結局雪は二回降っただけ。我が家のチューリップは一月には芽を出し,ただいま全長15センチほど。通りではcognassier(マルメロ、もしくはボケの花)が桃色のかわいらしい花を咲かせています。このまま冬は終わるのか...今週は火曜まで最高12°その後3°まで下がる予報がでているので,まだまだ気は抜けませんね、きっと。

関連の記事をフランス語で読みたい方はこちらから→

2008年2月22日金曜日

pain cuit à la vapeur(蒸しパン)

しんどいとき、人は食欲をなくすのが一般的。
私も、と言いたいところですが、なぜか私は病床で食べ物のことばかり考えていました(苦笑)
食文化の違う国に育った夫に「しんどい時はうどんやお粥よね〜・・・」と日本人が病気の時に食べるメニューを心の中で訴えても、以心伝心伝わる訳もなく、(話ができないほどしんどかったんです!)、一人ゾンビのように布団から抜け出しておかゆやにゅうめんを作りましたT_T;病気イコール食欲がないという人には、理解不可能なんでしょうね、きっと。

病床で、食べたかったもの、それはうどんと蒸しパン。うどんは麺を一から自分で作るほど料理人ではないので、起きれるようになった先週末、早速作ったのは蒸しパン。蒸しもの、なんだか難しいと思い込んでいたため、やったことはありませんでしたが、やってみると結構簡単。茶碗蒸しも作ったことありませんでしたが、最近やってみたところ娘に好評なため、その後も何度かやってます。蒸しパンは、初挑戦。手持ちのお菓子作りの本を見てやってみました。これが、おいしい〜!!!なんといっても、蒸しパンのふっくら蒸し上がった姿が大好きです。何ともかわいらしいと思いません?フランスにはない食感のお菓子なので、少し不安でしたが、フランス人の友人も気に入ってくれたみたいでした。息子もとっても気に入ってくれて、パクパク。我が家の定番おやつになりそうです^^

本当は三温糖を使ったやつ(よくコンビニとかで売ってる三角のやつ。でもあれって三温糖かな?黒砂糖?かなり黒いですよね?ご存知の方教えてください。)が食べたかったのですが、三温糖がなく...仕方なく、普通の砂糖とショ糖(sucre de canne)でやってみました。写真手前はドライあんず入り。その横は、蔗糖&レーズン。

2008年2月15日金曜日

évaluation scolaire(学習評価)

寝込んでいる間に、子供たちは冬休みに突入。初めて評価表を持ってかえってきました。日本の保育園では、評価表をもらったことはありませんが、一年に数回個人面談がありました。こちらでは、個人面談はありませんが、評価表があります。学校でどんなことをやっていて自分の子が何が出来て何が出来ないのか、親はこれを見て把握するという訳です。
息子の評価表、ほとんどは1(出来ているという意味)でしたが、3が2カ所ありました。「右と左がわかる」の欄と「先生のいうことを理解し内容を自分の言葉で言うことができる」という欄。フランス語がまだまだな息子。言葉の問題が大いにあると思います。なので、あまり心配はしていません、が....

「右&左」の理解力をはかる問題。三問ありました。
まずは、「走ってるトラックのうち右に向かって走行しているものに色を塗りなさい。」
二門目は、「クリスマスツリーの右側にあるプレゼントに色を塗りなさい。」
三問目は、「女の子が右手に持っているスキー板を黄色で、左手に持っている板を赤で塗りなさい。」
一問目と三問目は、日本語で説明すると、「あ〜、そうだったの?」って感じで理解したようでしたが、二問目は、日本語でいっても三個あるプレゼントのうち二個にしか色を塗らない息子。
「なんで二個しか塗らないの?三個あるのに?」と問いただすと、「だって、大きさが違うじゃん」と。
う〜〜〜ん...大きさは関係ないのよ、右側にあるやつって言ってるんだから、右側にあるやつ全部に塗らなきゃ正解じゃないの!と一人熱く言ってしまいましたが、話の途中で息子はもうレゴを始めてました;_;。

まぁ、こんなもんでしょう。

la grippe(インフルエンザ)

普通「しんどいなぁ」と思っても熱のでない体質(なので寝込むこともない)なのですが、今回は違いました。
記憶にある限りでは初めての本格的な「インフルエンザ」にかかってしまいました。
今日は、一週間ぶりにようやく布団からでてご飯を作りましたが、この一週間辛かった、辛かった...T_T
少なくとも4日間は高熱でうなってました。起きれるようになって病院に行き、薬(抗生物質と咳&鼻の薬)をもらってきたので、少しはましになってきました。
ところで、その薬。薬局のお姉さんが「大きすぎてそのままは飲み込めないと思うので、水に溶かしてもらっていいいですよ」とアドバイスをくれたのですが、それもそのはず、長さ3センチ幅1.5センチもある飲み薬。どうしてこんなに大きいのか...(溶かしたら劇マズだったので、半分に割ってどうにか飲み込んでますが、一応溶かして飲むことも考慮されて作られているため口に入れたらすぐ解けます。マズッT_Tそして半分に割ってもなお大きいので、飲み込むのが相当苦しいです;_;)しかも、しかも、もらった薬のうち二種類(抗生物質と咳&鼻の薬)に「アスパルテーム入ってます」との表示が。これってどうなんでしょう...
注:アスパルテームとは、人工甘味料の一種で、その安全性については今なお多く議論されている,と聞いています。よくわからないものを使うくらいなら、わざわざ甘くしてくれなくてもいいのに,,,と思ってしまうのは私だけでしょうか^^’

2008年2月4日月曜日

bientôt le printemps ?(もうすぐ春?)

昨日は、快晴で比較的暖かく、久しぶりにおばあちゃんの田舎の家へ。ここから車で30分ほどの所にある無人の家で、畑と果樹園があって夏は家族&友人でよく集まってのどかな午後を過ごす場所なのですが、収穫の時期を過ぎると冬の間はほとんどいきません。なんといっても無人の家なので家は冷えきっていますし、畑も今は何もないので。そしてここより少し標高が高い所にあるので、なんといっても寒い!ブザンソンではここ一ヵ月ほど降ってない雪がその田舎の方には所々に残っていました。

ところで・・・
秋に菩提樹の根元に数種類の球根を植えたのですが、見てみるとperce-neige(直訳すると、「雪を割る花」→そういう訳で長年私の中ではperce-neige=「雪割草」となっていましたが、「雪割草」の写真を見ると紫の花。どうも違うようですね...苦笑。和訳は「ユキノハナ」だそうです。)が2つ咲いていました。(写真1)ユキノハナ(別名スノードロップ)はフランスではポピュラーな野花で雪どけの頃白い花を咲かせることからこの名がつけられている,と私の辞書にはあります。いろいろ調べてみると、園芸関係のサイトでは「寒さに強く、雪の中から顔をのぞかせる雫形の花の姿はまさに雪の化身のようで、雪はこの花から白さをもらったという伝説があるくらいです。」とありました。何にせよ、多くのフランス人にとってこの花は、春の訪れを感じさせる花のようです。




森の方にも見に行ってみようと近くの森へ。ありました、ありました。たくさん咲いていました。(写真2)木立の中にひっそりと咲く小さなユキノハナ(全長15〜25センチ)好きな花の一つになりました。


主人の幼少時代にはかなりの積雪があったというこの地方、私が学生として住んでいた今から15年ほど前でもバスが止るほどの雪を数回経験しました。が、温暖化の影響でしょうか、ここ数年は雪も少なくなっているようです。今年は今のところ暮れに少し積もったのが一度だけ。このまま冬は終わってしまうのでしょうか???










おばあちゃん家のリラの木も芽吹き始めていました。(写真3)

2008年2月2日土曜日

gastroentérite(胃腸炎)

元気が取り柄の子供たちですが、不覚にもかかってしまいました、ガストロ;_;
水曜日の朝に数回パンツを汚した娘。下痢気味だなぁとは思ったのですが、その後は元気に過ごしていたので木曜日は幼稚園にいつものように行かせました。が、10時半頃先生から電話:「とにかくあちこちウンチだらけです!今すぐ来てください!」
私が迎えにいくと、教室には居らず、一人トイレの便器に心細そうに座っていた娘。
私の後にトイレに入ってきた先生の助手の人がトイレットペーパーの入った箱とキッチンペーパーとタオル、体を洗う手袋を渡してくれましたが、勝手の違いに少々戸惑うわたし。再び二人きりになると、娘が私にいつもどのようにトイレをしているか教えてくれました^^(「ティッシュにお水をつけてお尻を拭くんだよ」とか、「手を拭くタオルはこれだよ」とか)フランスの幼稚園のトイレに初めてはいりましたが、しきりのないだだっ広いところに便器が三つ、トイレットペーパーは子供の手の届くところにないばかりか、手を拭くタオルは共同のものが台の上に一枚おいてあるだけでした。(カフェなんかで見かけるローラー式のではなく普通の家庭用の手拭きタオルです)水道の蛇口はフランスでよく見るプッシュ式のもの。石鹸もしかり。3歳児の圧力では到底一人で使用するのは不可能。日本で通っていた保育園の環境(個室トイレにもちろんペーパーは常備、蛇口の水道に石鹸は手に届くところ。手ふきタオルはもちろん各自のものでした)とはえらい違いです。

フランスはガストロ(胃腸炎)大国。衛生面である意味かなり"ズボラ"な人が多いと言われるこの国で、この手の病気が毎年流行するのは仕方がないのでしょう...近年は衛生面での向上を呼びかける運動も広く行われ、かなり改善されているとはいうものの、日本からやってきた私たちにとってはまだまだと言わずにはおれません’_’

教育機関におけるトイレ事情レポートが最近でたらしく、それについての記事をあちこちで見ました。小学生の半数以上が学校のトイレを「臭い」「汚い」と感じており、トイレを我慢するあまり腹痛、便秘、膀胱炎などの症状を訴える子供もいるということ。日本でも同じようなニュースを聞いたことがありますが、この機会にフランス子供トイレ事情ちょっと覗いてみようと思ってます。
ラジオ局のページですが、レポートと関連番組のリンクを見つけたので興味のある方はこちらからどうぞ→