2009年9月28日月曜日

séances Piscine(プールの時間)

去年はなかったプールの時間。
今年は全8回、校外のプールに行きます!

そう,ここフランスでは,その壱:プールの授業は毎年ありません;_;
そして,その弐:学校にプールがありません;_;

そんなわけで、行ってきました,第一回目のプールの授業。(八回のうち三回引率予定)
14時45分、CE1ひとクラス(児童19+担任1+引率1)とCE2ひとクラス(同じくらいの人数でしょう)の全2クラスでバスに乗り込み、学校出発。
10分ほどで市民プールに到着。
息子のクラスの引率だったので,私は男子更衣室に入り子供たちの着替えを監視。(言葉悪いですね,,,でも他になんといえば良いのか、、、)
更衣室は狭くも広くもなく,ベンチが中央に2列,壁際にもベンチ。その上に各自荷物を置きます。(ロッカーなし)
ベンチの下に靴を置き,ベンチの上に無造作に服を脱ぎ散らし,「こりゃ,きっと後の着替えのとき大変だな,,,」と嫌な予感が頭をよぎりましたが,みんなに服をたたませるなんていう余裕はなく,とりあえず床に何も落ちてなければそれでいいか,,,というくらいで,あっという間に全員シャワー室へ。

※ちなみに、「準備オッケー」とキャップをはめ、水着を着用し、ゴーグルもつけて一応は立派なのですが,下に目をやると靴下脱いでない子,たくさんいました、,,まだまだですな、7歳児。抜けてるのは家の子だけじゃない,,とちょっとホッとしましたけど^^

その後,私も裸足になって,みんなと一緒にプールへ。
プールの脇に階段状の観覧席のようなものがあり、そこでまずは水泳のコーチ(市から要請されてくるのでしょう。女性と男性の2名いました)の話を聞きます。一番の注意事項は「プールの中でオシッコしないこと」でした^ー^;

そして,いよいよプールへ。
小さいプール(5m×15m。一方が0.4m でだんだんと深くなり反対側が1.2m)と50mプール(なかなか深そうな感じ。)の二つがありますが,まずは全員小さいプールへ。
水の掛け合いなどして遊びます。
その後,「泳げる人はついてきて」と水泳のコーチが声をかけ,三分の一くらいの子供が後をついていきました。(ほとんどは去年もプールの授業があったCE2の子供たち)
ふと見ると,その中に息子の姿!

ちなみに,息子は泳げません,,,
この夏、初めて日本でプール(四角いプールでなくて流れるプール)というものに行きましたが,水遊び程度。

慌てました、、、
急いで後をおい,声をかけると,そばにいたコーチが「いいですよ,泳げるってその子がいうんだから。みんなと一緒に入ってみて,ダメだったら小さいプールに戻しますから」と笑顔。
ホッ。
(後で,保護者席に戻ったら,もう一人の引率のお母さんに「家の子も同じ事したのよ,去年。あわてて,私も走って追っかけていったわよ!だから走ってくあなた見て笑っちゃったハハハ。毎年一人はいるのね,泳げないのに泳げる子について行く子」と言われました。失笑)

保護者席に戻ろうとしたら,もう一人のコーチに呼び止められ,「ここにいて。子供たちがここまでワニの格好で来るからここまで来たら立たせて歩いて私のところまで進むように言って」と。
そういう訳で,急遽プールサイドで子供たちに指示を出す役割に。
小さいプールの各コーナーに息子の先生、私,水泳コーチ,そしてもう一人の小学校の先生,と四人がたち,子供たちのレベルチェックが始まりました。

まずは,一人づつ,ワニのように両手をプールの底について足を伸ばし前進。
0.4mの深さは,ワニの姿になるとちょうど水面が顎の辺りになり、だいたいの子は難なくやってのけるのですが,水が怖い子供はこの時点でもう腰が引けてるので,すぐにわかります。
そのあと,私のところから歩いて次のチェックポイントへ。(水深=子供の腰あたり)
次のチェックポイントでは水面に掲げられた棒(水面に水平にある)の下をくぐらなければ次のポイントへ行けません。
ここで初めて顔をつけて水中に一瞬ですが,潜る事が課せられます。
それが出来ると,反対側の先生のところまで歩いていって(水深=胸あたり)そこにある格子のような形の柵?の様なもののまわりでばちゃばちゃやってました。(私のところからはわかりにくかったのですが,おそらく障害物をさけてもぐったり飛び越えたりしていたのでは,,)
気づくと,息子はその柵のところでお友達とはしゃいでいました^^(という事は,すぐに大きいプールでは無理と発覚したのでしょう)
最後のポイントまで進んだ子供たちは次のステップへ。
小さいプールの中で一番水深の深いところ側のプールサイドへ集合。
一人づつ,足からプールへドボン。
そしてまたプールの中央まで歩いたり,泳げる子は泳いだりして進み,今度は障害を潜って通過。(表現が難しいですが,だいたいのところわかってもらえますか?)
これはさすがに初心者の息子には少し難しかったようで,飛び込む姿も、他の子はジャンプして勢いよくドブーン、息子はヨイショっとまずはしゃがんで身を水面に近くし、そしてチャプン。
潜る時も,必ず鼻をつまんで水が入らないようにしてました。
お友達ですでに去年プール教室に通っていた子を観察してみると,やはり水の中に他の子より長く顔をつけていました。(もちろん鼻をつままず)

最終的に,大まかに3グループ形成されていました。
顔を水につけれない子たち(その子たちは水深の浅いところでワニの形で水中を進む練習)、ちょっとは潜れて水深が自分の背丈でも大丈夫な子たち(プールサイドからどぼんと水に入ったり,潜って少し前進したり),そして水深があっても大丈夫なグループ(プールサイド側の1レーンを使って,さらに数グループに別れて、足から飛び込んでは縁までなんとか行く,をやってました)

レベルチェックだけで,あっという間に時間がきてしまいましたが、子供たちは大いにはしゃいで,とっても楽しそうでした。
気づくと、16時。プールから上がって忙しく更衣室へ。
来たとき同様、男子更衣室へ。
帰りのバスが待っているので,とにかく急げ〜!と先生。
頭を拭くばかりか,体も十分拭かないまま,洋服を着ていく子供たち。
気づくと息子一人まだ濡れたままボーッとしてるじゃないですか!
「なにやってんのよ!はやくしなよ!」とつい日本語でせかし(まわりの子供たちには当然白い目で見られます),でも息子だけかまう訳にも行かず、、、
すると息子「だって,パンツが見つからない,,,」ですって。
;ー;
結局,「じゃぁもういいよ,とにかく急がないと置いてかれるよ!パンツはいいから,ズボンはいて!」と怒鳴り,とにかく急げ急げ!とせかしまくり,着替えが終わった子を整列させ。(もうこの時点でかなりクタクタ、,,)

忘れ物ない?と空いたベンチのそばを見ると,赤いパンツが一つ。
そうです,息子のそばで着替えをしていた子が間違って,息子のパンツをはいてしまっていたのです。
はきかえる時間はもちろんなく,息子はノーパンで,お友達はテオのパンツをはいたまま,そしてみんな髪の毛びっしょり濡れたまま,駆け足でバスに乗り込んだのでありました。
(すでに女子は身支度整えバスの前で整列して待ってましたよ!やはりこの歳の子供たち、男の子はまだまだしっかりしておりません,,,)

まぁ,しかし,ホントに慌ただしい移動です。
学校にプールのある日本では考えられません。
しかも,なぜに寒くなる秋から冬にかけてプールをやるんでしょうか?
まだ寒くないからいいものの,毎回頭びっしょりのまま移動となると,,,
風邪を引きにプールへ行くようなものですよ!
どうなる事やら。

息子の通う学校では、二年に一度プールの授業があるとかないとか,,,(未確定)
私の知る限り,フランスの学校には一般的にプールはなく,あるとしたら私立校。(基本的に私立の学校は少ない)
あるアンケート結果によると,フランスの12歳以下の子供の二人に一人は泳げないとか。
日本ではどうなのか知りませんが,個人的にこの数字,多いような気がするのです,,,
懇談の際,担任の先生が「教員資格取るのに必要だったから,一応泳げますが,子供に泳ぎを教えられるほどではないです。あしからず。全八回のプールの授業で子供たちが泳げるようになるとは思わないでください!」と断言してました。

それより,何より,何が一番驚いたかというと,子供と一緒に誰も水の中に入らなかった事。
水泳のコーチも先生方もT-shirtに短パンの出立ちで(おそらくは下に水着着用していたのでしょうが)プールサイドから「手を伸ばして」とか声をかけてました。
一緒にいた引率のお母さんに聞いてみると,「そうね,先生は一緒に入らないわね」と。
まさか、、、
泳ぎを教えるのに,教える人が一緒に入らないなんて,そんな事ってあります?

要第二回チェックです。

2009年9月14日月曜日

troc des chaprais(シャプレ地区のガレージセール)

毎週各地で開催されるガレージセール。
vide-grenierという言い方が一般的ですが,私たちの住む地区で行われるそれは,なぜかtrocと名付けられています。
本来は,trocというと「物々交換」を意味しますが,わが町のそれは他の街で行われるガレージセール同様、単に一般の人もしくは骨董屋さんが各々中古のものを格安で売る催し物です。
一般的に,日曜日に開催されることの多いガレージセールですが,シャプレのそれは毎年九月初旬の土曜日に大々的に行われ,町の人たちが毎年楽しみにしている行事の一つになっています。

去年はあいにくの雨で今ひとつでしたが,今年はお天気にも恵まれ,たくさんの人でにぎわっていました。
地区の催し物というだけあって,子供たちの学校のお友達一家がスタンドをだしていたり,買い物に来ていたり,で、いつもいくガレージセールとはまた違った雰囲気でとても楽しめました。

 

写真左は息子が木工に取り組んでいるところ。
通りの一番奥で木工品を展示即売しているスタンドがあって,覗きにいってみると,おじさんがちょうどデモンストレーションをしている最中でした。
「やってみるかい?」とそこにいた子供たちに聞くやいなや、息子「やりたーい」と即立候補。
日本で,ありとあらゆるものに挑戦してみた息子君,なかなか積極的になりました^^
作ったものは,右写真手前のキノコです。
スタンドでは売り物だったキノコ、本人が作ったのだからとおじさん気前よくくれました。ラッキー
あまりにいいおじさんだったので,スタンドにあったものなんかかってあげたくなっちゃいました^^
で購入したのが,キノコの後ろにちらっと映ってる木のお皿(トレー)。
果物入れとしてさっそく重宝しております^^

2009年9月3日木曜日

la rentrée 2009(新学期)



思う存分楽しんだ日本の夏。
終わってみるとあっという間でした。
二年ぶりの日本。
久しぶりの大阪&奈良、大分は湯布院への家族旅行、家族に囲まれて忙しく過ごした宮崎。
やっぱり日本は最高!と家族四人後ろ髪をひかれながら日本をあとにしました。

で、こちらに戻って10日。
先週はこちらブザンソンでも38℃を記録する猛暑でした。
それが,日に日にお天気は怪しくなり,あっという間に秋の気配。
昨日,今日は長袖の気温です,,,

そして,今日9月3日。
二ヶ月の長い夏休みを終えて,子供たちは雨の中、秋冬で登校しました。




息子はCE1(小学校二年目)、娘はgrande section(幼稚園の年長クラス)へ進級しました。
普段は子供だけが上がっていく階段を,今朝は私たちも一緒にあがり,校庭へ。
校庭にある多目的室の壁に貼られたクラス表を確認。





息子はフランス人には珍しい三つ編み頭のちょっと飛んでそうな,でも優しそうな女の先生マダムガランティが担任のクラスに。先生と親子ともども握手をし挨拶をかわし,念のため息子の状況(二年前にこちらに引っ越して来たこと,フランス語がまだ発展途上であること)を説明。「大丈夫ですよ,わかってます」とスキッパの笑顔でいわれ,ホッ。
早速友人達とカードを見せあっている息子を残し,今度はお隣の幼稚園へ。




こちらでも,校庭にクラス表が張り出されていて,娘の名前を探すと,,,
ありました!
予想通り、息子が年長クラスでお世話になった顔なじみの先生マダムテシエのクラスです。ホッ^^
しかも,去年とほとんど同じメンバー。(いやあ,もしかすると,去年のクラスそのまま持ち上がりかも、,,)
大好きなお友達と一緒だったので,安心しました。
が、、、、

その大好きな一番のお友達マエリスが教室でママに抱きついて泣いているのを見た娘。(だいたい毎年大泣きする子が数名います,,,)
それまでは,笑顔だったのに,教室に入るやいなや私にしがみついて泣きはじめちゃいました、、、^=^;
あらららら。。。









知っている先生だし,知っているお友達がそばにいるし(大好きなナイムはキスまでして迎えてくれたのに),まさか泣くとは思っておらず,不意打ちでした。
二ヶ月の休み、長かったもんね,,,
久しぶりで,困惑したのでしょう。
ようやく泣き止んだお友達に手をつながれ,先生のそばにいったので,私たちもいそいそと教室をあとにしました。

ふっ〜。

一年の始まりです。
雲が立ちこめるどんより空でも,気持ちが暗くなるようなことがあっても,胸を張って、前を向いて,ポジティブに。
生きていることを大切に思って。
これから始まる一年,家族四人、怪我なく,事故なく,病気なく,元気に過ごしたいと思います。