2008年9月29日月曜日

bilan des rentrées(新学期の様子)

新学期が始まって,三週間が過ぎました。

下の娘は,最初の一週間は教室に入るのを嫌がり、一度は泣いて大暴れ。
最終的に先生に抱きかかえられ連れて行かれたこともありましたが,その後は徐々に慣れ,現在は特に問題なし。

去年一番仲良くしていたお友達と別のクラスになってしまったのが残念ですが,去年のクラスの半分は今年も一緒。
(フランスはベビーブーム真只中!娘のクラスも32人とかなり多め;ー;)
新しい友達も出来て楽しくやっているようです。

去年までは午前のみだった幼稚園も,年中さんからは午後も登園。
お昼寝の時間は基本的にないのですが、どうも,午後の始まりに各自の席についたあと,顔を腕の上に伏せて「休憩する」時間があるようで、その時に本格的に眠ってしまう子供が2〜3人いる模様。

ある日先生に呼び止められ,「お嬢さん、眠るんですよ,午後」と言われ,ビックリ!
なぜなら、うちでは,お昼寝は,ほとんどしたことがないから。。。
なのに、なぜ???うちの子が眠る???幼稚園、退屈ってこと???

「しばらく午後だけ下のクラスに入れてお昼寝させましょうか?」と提案され、「それっていい解決案?」(私的には,下のクラスに入れられるって言うのは、イコール「ようやく年中クラスになったのにまた赤ちゃんクラスに戻される」と本人は感じるんじゃないか、という不安がありました。学年かわって早々、他の子はクラスで活動してるのに自分だけ他のクラスに連れていかれお昼寝、、、、不安定にならないかなぁ、と思ったりしたのですが、皆さんだったらどう思われるのでしょうか?)と少し不満でしたが,義母に話すと,「眠るって言うことは体がそれを必要としてるってことでしょ?眠いんだったら眠らせればいい」と彼女らしい意見.で、夫も義母に賛成だったので,先生に頼んでそうしてもらうことに。

が、案の定,娘が嫌がったため、先生も強制はしたくないということで,今のところは自分のクラスで眠っている模様。
一度だけ,「今日は眠らなかったよ!」とかなり誇らしげに報告してくれた娘でしたが,最近少し風邪気味で疲れているのか,その後もお昼寝継続中の模様。

模様、,,。そうです,こちらには連絡帳というものがなく,今日はどんな活動をしたのかとか,幼稚園でどんな様子だったかなどの先生からの連絡は何もありません,,,日本の保育園の細かい連絡に一度慣れてしまっているので,こちらのやり方はかなり物足りなく感じてしまいます;m;

まぁ,娘の方はこんな感じです。
今週木曜に,午後の校外活動に引率で参加することになっているので,新しいお友達の顔を覚えてこようと思います^^
(お父さん&お母さん方と話をする機会があることも密かに期待しつつ、、、)

息子の方はというと,,,
新学期が始まってから一週間ほど経った頃でしょうか。
校門のところで先生に「ちょっと話が,,,」と呼び止められました。
「よくクラスで泣くのですが,(しかも号泣するんですが)普通ですか?」と。。。
号泣???
そんな話は息子から全く聞いていなかったので,寝耳に水でこれまたビックリ。

こちらにきて一年。
会話レベルはそこそこ出来る様になったものの、やはり筆記となると,3歳からアルファベットを勉強するこちらの子供たちに比べれば遅れがあるだろうし、先生の指示が理解できないということも考えられるし,他の子が出来ることを自分が出来ないやるせなさとかもあるだろうし、、、と,そのとき思いついたことをとりあえず先生に言うと,
「え?」という顔。
「話す時に少しアクセントがあるなぁとは思ってましたが,こちらにきてまだ一年なんですか?あ〜,それなら話はわかります」と先生。
「え?話、幼稚園からなかったの?」と思ったのは私。
幼稚園終了時の成績表(担任の先生からのコメントつき)は小学校にそのままあがってるので,私はてっきり幼稚園の方から援助の必要な子についての情報もいってるかと楽観視していたのですが、,,
勝手な甘い思い込みだったようです;×;

そういう訳で,夫に電話をしてもらい,先生と個人面談の約束を取り付け、ゆっくり話をしに後日学校へ。
予想通り,補習が必要ということで,詳しい説明をしてもらって少しホッ。
基本的に,息子は勉強いやだとか,学校に行きたくないとか不平不満を漏らしたことは一度もなく,どちらかというと楽しく通っているので,あまり心配はしていないのですが、勉強については,やはり心配もあります。(なんといっても留年だけはさけたいので^^;)
去年もそうでしたが,補習はずいぶん助けになっていたようなので,今年も出来ればその恩恵を受けたいと考えていたので,希望通りに進み安心しました。

ただ、、、、
補習、いわゆるsoutienと呼ばれるもののことなのですが,これまでは学校外にある公的な組織RASED ( Les Réseaux d’Aides Spécialisées aux Elèves en Difficulté) から特別指導員が学校に来て、援助の必要な子供たちの力になってくれていた(息子も去年幼稚園でRASEDから派遣されてくる指導教員の援助を受けていました)のですが,どうも話によると,その組織の人員&経費が大幅に削減されており、組織存続の危機と言う話。

今年から,土曜日の授業がなくなり,週四日制(週24時間授業)に。
その代わりに援助の必要な子供に年間60時間の特別補習を担任教員が行うという新しい方針が打ち出されており,どうやら,このシステム導入とともに,特別指導員の撤廃をはかりたいのではないかというRASEDや保護者会側の危惧。(一般教員にその仕事を割り当てていく方針ではないかと)
幼稚園の保護者会でもこの話題で持ち切りで,かなり先生たちも熱くなっていました。(去年にもましてストが多くなる予感、,,)
幼稚園にしても,小学校にしても,一般の教員は、RASEDの特別指導員のような特別に問題を抱える児童を指導できるような資格は持っておらず、教員の間でもこのRASEDの援助なしでは大変だという話を幼稚園の先生はされていました。

いつもの問題ですが,こういう話は,問題に直接関わる人間が限られる(問題を抱える児童の親そして教員&指導員)ので、力が弱く,国民レベルでの問題意識にまで至らず,政府の決定を覆すことはまずないかと、私個人的にはかなり悲観的です。
とはいうものの、子供を持つ親として,一市民として,この組織が存続するために出来ることがあれば,当然のことながら参加して行きたいと思っています。

話が少しそれました^^;
上に書いた様に,今年の大きな変化は週四日制の導入。
小学校では,援助の必要な児童のみに補習を提案するということで,息子は他二名の児童とともに週二日、始業前の8時から8時30分補習を受けることになり,今日からその補習が始まりました。
(そのため今朝は,7時45分まず息子を連れて小学校へ。その後一度帰宅して上着を脱ぐ暇もなく8時15分、今度は娘を幼稚園へ。いい運動にはなりますが,寒くて雨の降る日にこの2往復は,,,考えるだけでゾッとします;×;)

幼稚園の方は,まだ最終決定には至っていないようですが,幼稚園側からの提案は「午後の時間を15分早くずらして,終業時間を16時30分にし、終業後16時30分〜17時10分の40分間を補習にあてる。補習の対象は援助の必要不必要に関わらずすべての児童で、最終的に補習を受けるか受けないかは保護者の判断に任せる。補習は5〜6人の小グループ制で行われる。」というもの。
新学期が始まって一週間後に開かれた保護者会で,突然そう告げられ,当然のことながら保護者の中からは不満の声が,,,

うちのように、幼稚園と小学校どちらにも子供がいる場合,今までは下の子を迎えにいったあと,隣にある小学校の前で上の子が出てくるのを5分ほど待てばいいだけだったのですが,これからは20分待たなければいけなくなります。(下の子が補習の日は上の子と20分外で待つわけです)
うちの場合,20分で学校ー自宅を往復できないので,一度うちに一人を連れてかえって出直すというのは時間的に無理。
これからの季節を考えると,かなり暗〜くなるのは言うまでもありません;ー;

0 件のコメント: