2009年7月12日日曜日

la poste(郵便局)

こちらに来てもうすぐ丸二年。
郵便局絡みの腹立つ話は数回ありましたが、ここまでひどいものはない!ということが起きました、、、

それは先日、木曜日の朝に届いた一通の封書(夫宛)から始まりました。

宛名に書いてある名字の誤字にいつもの様にぶつぶつ文句をいい開けたその封書。(外国の名字は本当に間違いだらけ)
街にある中央郵便局からのものでした。
何でも、忘れ物("document oublié")があるので,取りに来て欲しいとのこと。



確かに,先週郵便局には行ったけれど、それは単に郵便をポストに投函しにいっただけらしく,建物の中には入っていないという夫。
何か落とし物でもしたのかなぁ,でも身分証とか重要なものは手元にあるし,なんだろうね,わすれものって、、、と身に覚えのない「忘れ物」を取りに,仕方なく午後いそいそと出かけた夫。

郵便局につくと,普通の郵便物を取るところではなく,別の窓口へ案内された夫。

窓口に行くと,
担当者;「ア〜、あなたね、違法切手の人!」

夫:「・・・・・はぁ?なんですって?」

(あ〜,自分だったらどんな反応だっただろう?考えただけで固まっちゃいます,,,)

担当者:「切手をコピーして使うのは違法なんだぞ」

切手をコピー???
誰がそんなことをするんですか???
私?やってません、やってません!!!

話にある「違法にコピーされた切手」が張られていたのは、数日前に投函した不動産宛に送った家賃を支払うための小切手が入った封書でした。
切手は,自宅で印刷したネット販売のもの。
(あ,もちろんla posteの公式サイトです。切手購入はこちらから出来ますhttp://timbres.laposte.fr/?prov=36)

フランスでは去年くらいからでしょうか,ネットで自分で切手が印刷できる様になっていて,わざわざ切手を買いにいくのが面倒な夫には大好評のサービス。
サービスが設置されてからずっと,切手は自分で印刷したものを使っています。

夫:「切手はネットで買って自分で印刷したものを使ったのであって,コピーではない!」と反論。
担当者:「いやいや,ネット販売のものに白黒のものはない!それにコレ,ただの普通の紙じゃないか」と。

ハァ?白黒の切手、ネットで売られてるし,自分で印刷するんだから普通の印刷用紙なのは,当たり前じゃないか!
どこにも,特別な紙を使って印刷する様に,とか,切手の様にギザギザに縁を切ってください,とか書かれてませんけど!!!

もちろんこれまでに何万回と白黒の自分で印刷した切手を普通にはさみで四角く切って使ってますから,一歩もひくことはなく,「じゃぁ、一緒にサイトを観て確認しましょう。僕のアカウントで見れば,いつどんな切手を買っていて支払いもすべて完了済みであること即わかりますから」
担当者:「できないね、ここネットつながってないから』

郵便局は,ネットにつながってないそうです,皆さん,覚えておきましょう,,,(失笑)

そんなバカな、、、

"上の人"を要求したものの,"上の人"は当然姿を現せず、、、

しばらく口論したそうですが、もともと言い争うのが好きでない上,非を認めない対応にあきれかえり、(たかだか50サンチーム=70円相当の切手の話ですもの,しかも,この件のせいで家賃の支払いが遅れてしまったことにはっと気づき)「もういい,自分で持っていく」
と、封書を手に取り,その足で不動産まで歩いてもっていったそうです。

すると、どうも不動産の担当の人,その話知っていた様子。
彼女の話によると,封書は一度配達されていて、配達の人に「これは違法切手なので,切手代と手数料払ってください」と言われ,もちろんそんなお金払いたくなかったので,受け取りを拒否したということ。
しかもその配達の人,さんざん、「もう,ホント困るね,切手なんかコピーされちゃぁ。」なんてせこい悪党だ!といったかどうかは知りませんが,とにかく鼻っから犯罪者呼ばわり。
自分で不動産に持っていったから罪がはれた(と思う)ものの,もしそうでなかったら,不動産の人は私たちを「切手をコピーして使う犯罪者」とみなしていた訳で。
名誉毀損もいいとこです!

その後,家に帰り,私に一部始終を話し,(もちろん怒りを通り越してあきれかえったことは言うまでもありません)
そしてサイトにある問い合わせのアドレスにメールを送ったそうです。
こうこう,こういううことがあり,犯罪者扱いされました,そちらの教育はどうなってるんですか?と。
送られて来た「忘れ物を取りに来てください」というその封書(だいたいその引っ掛けて人を呼び寄せる処にも腹がたつ)をコピーして送ってくれ,ということでコピーし送信。
その後,その街の郵便局に叱りの電話をいれてくれたようで,サイトの責任者から謝罪の言葉もあり、どうにか罪が晴れてホッ。
最後のやり取りでは,「謝罪の気持ちを表したいので,そちらの電話番号を教えてください」とあり,電話番号を送ったそうです。
まだ,電話来てません。
本当にかけてくるかどうか,,,疑わしいですが。

あ〜、ホント,こんな話ウンザリ、、、
上からしかモノをいえない人間。(実に公務員に多い)
自分の非をいっさい認めない人間(これまた実に多い)
封書の名前が外国の名字(夫はフランス人ですが,外国姓,しかもアラブ系)だったから疑われたんだ,と思わずにいられない悲しい現実。

帰国前に,変な土産話が出来てしまいました^^;

2009年7月6日月曜日

robe d'été 4(夏のワンピース PART VI)

帰国まであとほぼ一週間。
夏日の続くブザンソンです。


  



サマードレスを作りました。
娘がまだ小さい頃に作ってあげたかったキャミのパターン。
「赤ちゃん」をすでに卒業しすっかりお姉さんになりつつある娘に、型紙を少し修正してワンピース仕立てにしてみました。
一見、なかなか涼しげでかわいい一着が出来ました。

パターン:「あかちゃんの服、てづくりの服」月居良子著
生地:Etoffes des Héros

生地は珍しく、フランスのオンラインショップで買ったもの。
フランスのサイトにしては、なかなか迅速な対応で気に入ってます^^
日本のショップの様に、布がきちんと種類ごとに袋に入ってたりはなく、段ボールにそのままじかに入ってるところなんかは、なかなかフランスらしいのですが、布は既製服ブランドで取り扱われているものだったりするので、ものは上質です。

でも、やはり型紙補正、適当ではいけませんね。毎回そうですが、自己流でやる補正、うまくいった試しがありません;ー;
よく見ると、脇が少しきつそう。
リボンもかなり短くて、この撮影のあとリボンはやり直して長くしました^^;
今夏は問題なくきてくれると思うのですが、来年はもう無理でしょう、、、

2009年7月4日土曜日

robe d'été 3(夏のワンピース PART III)

六月に盛大にやったお兄ちゃんの誕生会の様に、自分もたくさんの友達を招いてパーティーをやりたかった娘。
彼女の誕生日は夏休み真只中の八月;=;

形だけでも、ということで、木曜日学校の最終日に大きなケーキを持たせてやりました。
先生や子供たち、みんなからキスされたそうで、なかなか照れくさかった模様^^

そして、昨日、夏休み初日。
平日で夫の仕事もあることから、たくさんの人は呼べなかったけれど、大事なお友達を二人招いて午後を家で過ごしました。
息子の時はお手玉を作って玉入れをしましたが、今回は何にしよう、、、と考え、考え、、、
人数も少ないし、みんなで一緒にお菓子作りでもしようかなぁ、と、お友達と娘&息子の計四人お揃いのエプロンを急遽作りました。
子供たちのエプロン姿、とってもかわいかったのですが、写真を撮ろうとしたらカメラの充電切れ、、、;=;
三人お揃いのエプロン姿写真に残せなくて、かなり残念(号泣)

男の子と女の子の二人が遊びにきてくれたのですが、その男の子と娘はみんなが恋人同士だと噂するほど仲良し。
それが、ケーキを食べている時でした。
息子小さい声で:「きみたちって恋人同士なんだって?」(いきなりの直球^^;)
男の子普通にみんなに聞こえる声で:「いや、ぼくはLucileのことが好きだから」(即答)
私:・・・

何だか、娘の反応を見るのが怖くて、つい席をたってしまった私、、、
特に取り乱すこともなかった娘。
あ〜、良かった、普通に5歳児で。ホッ。
愛だの、恋だの、学校でもよく耳にしますが、まだ幼稚園ですよ!
普通に、みんな仲良く笑って過ごしてほしい、それが親の願いです^^


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ところで、ワンピース。
普段はズボン姿の娘ですが、一応お誕生会だったので、新しいワンピースを着せました。
去年端切れセットで入手したこのカラーリネンあずき。
ものすごくいいです。
人気あるのもわかりますね。
薄くて涼しげで上品な色と質感です。
面倒くさいことが嫌いな私。
このパターンは簡単でかわいいので、好きです^^
(この間のフリルワンピは面倒くさすぎて途中何度も泣きそうになりましたからね^^;)

エプロン、日本にいる頃に作ったものはもうすっかり小さくなってしまっていたので、新調するいい機会になりました。
IKEAのファブリック、ポップな緑色とカバのような絵柄が気に入っています^^

<ワンピース>
パターン:「おんなのこのワードローブ」月居良子著 
生地:qui na rie カラーリネン あずき

<エプロン>
パターン:「スタンダードな子ども服」しむら祐次/しむらとく著
生地:IKEA、C&Sリネン混ダンガリー白