2009年5月18日月曜日

robe d'été(夏のワンピース)

    


パターン:「素直でかわいい女の子の服」まのあきこ著 カシュクール風ワンピース サイズ100
生地: C&Sオリジナルカラーリネンベリー(バイアスとコサージュにはとおなじくC&Sオリジナルリネンピンドットベリー地に白)

カシュクール、とってもかわいいパターンだと思います。
身頃から少し延長されたようなフレンチスリーブも、縫う前はどんな感じになるか不安でしたが、出来上がりは大満足です^^

ベリーのこの色、人気があるのもわかりますね。
とっても華やかで、でも派手すぎずシックで。

他の本からレシピをお借りして、綿入りのコサージュを胸元に。
二個もつけることはなかったかな、、、どうかな?
ピンで取り外し可能なコサージュは、とても重宝するので、布違いで数個つくる予定です。

grippe A appelée aussi grippe porcine(豚インフルエンザ)

今週も、おかしな天気が続きました。
暑〜い日が来たかと思うと、翌日は雨降りでしかもセーターを着るくらい寒かったり。
とにかく変動の大きいこの季節。
体調を崩さない様に、そればかり気にして過ごしております。

日本ではとうとう豚インフルエンザで学校が休校になったりしているとか。
(高校生を持つ友人一家が住む関西圏では影響がかなり出ている模様)
日本では、ここに来て、かなり流行の兆しですね。
こちらでは、5月初旬はまだメディアでも大々的に取り上げられていましたが、先週くらいから、かなり落ち着いてきた感じ。
(先週はほとんど耳にしなかったかも)

日本で「当面の政府の対処方針」が発表されたのは、4月下旬。
月が変わって、一週間後、フランスでようやく対策案が発表されました。
テレビやラジオでの感染予防CMの放送、感染予防のマスク(一般人は購入したくてももの自体が不足していて買うことも出来ないとか)や治療薬をセンターから地方病院へ供給、空港での対処、などそれなりの形をとっている感じでしたが、実際の旅行者からは「水ぎわ対策とか言っているが、実際には何の対処もなかった」というような批判を多く聞きました。


「5月13日時点において、フランス全土における感染状況は、「感染確定事例」が14名、「可能性が疑われる事例」が33名、うち6名が「疑いが濃厚な事例」とされています。」とストラスブールの総領事館からメールが着たので、一応フランスの状況を知ることができましたが、フランス人に「フランスでは何人くらい発症しているのか?」と聞いても、きっとはっきり知らない人が多いんじゃないかな、、、。
メディアサイトのコメントなどには、「「豚インフルエンザ」の話で、不況の話が少なくなった。政府はこの話題で国民の関心をそらそうとしている!」という非難も。

弱毒性というA/H1N1ウィルス。
いまのところ少なくともフランスの政府によると大きな心配はなさそうですが、衛生面ではかなり発展途上なフランス。
今回のウィルス問題で少しはその辺国民の関心を集めて改善されるといいなぁと無駄な(かなり悲観的^^;)期待をしています。

L'EXPRESSのサイトでフランスで現在放送中の政府公報がみれます。こちらから→

2009年5月11日月曜日

bon anniversaire(お誕生日おめでとう)

ようやく、季節が変わり木々は緑を深め、至る所に色とりどりの花が見られる五月。
一年の中でも、特に気持ちのいい季節ですね。

最近では、我が家のテラスにも緑が増え、毎日すくすく育つ(育ってほしいという願いの方が大きい気もしますが)トマトや枝豆を見るのが日々の楽しみの一つになっています。

五月は誕生日のお祝いの多い月でもあります。

昨日は、8日に61歳を迎えた義母の誕生会を開きました。
(10日は父の誕生日でもありました。この場をお借りして「オメデトウ!」)
義弟とその彼女はニュージーランドにワーホリ滞在中なので、欠席。
私たち家族4人と、義弟、そしてお義母さんの6人で、お昼を食べました。





普段とは違うもの食べたいね、と、夫と相談し、メニューは我が家では珍しくウサギをメインに。
去年の暮れに友人からもらった大きなフランス料理の本からレシピをいただいてウサギのラタトゥイユ煮込みをメインに、ピラフと蒸した旬のアスパラをつけあわせに。ウサギの調理中、何度も鍋を覗き込んでいた子供たち。
「ウサギ」にひくかなぁと懸念しましたが、なんということはありませんでした^^おいしいおいしいと言ってペロッと食べてくれました。ウサギ料理というとマスタードソースなど思い浮かべますが、ラタトゥイユ煮込みもとってもおいしかったです。




今回は、珍しく、ケーキも料理も夫が一人でやってくれました^^(私はアイデアと付け合わせを担当、ケーキ作りは主にレシピを読む係でした)感謝感謝。

日本のショートケーキ。
レシピがやたらめったら細かく、ちょっとうんざりでしたが、(って、私はレシピを読んだだけで、作ったのは彼なのですが)「日本のケーキ」って感じで、口当たりの軽〜いおいし〜いケーキが出来ました^^

2009年5月7日木曜日

film japonais "still walking"(邦画「歩いても歩いても」)

四月からこちら、宮崎駿監督「崖の上のポニョ」,黒沢清監督「東京ソナタ」、是枝裕和監督「still walking」とブザンソンにも日本映画が複数やってきています。

日本ではわりと評価が分かれたという「ポニョ」。
私たちがよく聞くラジオの映画評では好評。
観にいった友人夫婦も、とても良かったと言ってました。
私たちは、どうしても日本語で子供たちに観せたく、VO(version original)の上映時間を確認したのですが、夜の部しかなく、仕方なく断念。
日本では7月上旬にもDVDが発売ということなので、DVDで観ることになりそうです。

テレビやラジオでどちらもとても評価の高い黒沢清監督の「東京ソナタ」と是枝裕和監督の「still walking」。
前者は何となくちょっと暗い感じがしたので、フランス人の友人を誘って後者を観に行ってきました。

平日の午後の部、しかもVO(日本語上映、フランス語字幕)ということで来ている人は引退した老夫婦か、学生さんが多く、私たちを含めて総数十人ほどでした^^(贅沢)

映画はというと、、、

かなり良かったです。
食事の支度のシーンから始まるのですが、日本食恋しくさせるシーンがやたら多いです^^;
枝豆とミョウガの混ぜ寿司、トウモロコシの天ぷら、食べたことない料理なのに、懐かしくてたまらなくなるのは、なぜでしょう。
お寿司に、ウナギ、スイカ、白玉のおやつ、棒アイスに麦茶。
日本の夏のおいしいもの満載です^^
なんといっても、日本の家族が等身大(ここ重要)で描かれていて、本当にたくさんのシーンで同感できました^^
特に悲しいシーンがある訳ではないのですが、郷愁からか、ただ単に年を取り涙腺が緩くなっているのか、、、とにかく、胸がいっぱいになるシーンの連続で、ジーンとしっぱなしでした。
でも、同時に笑えるシーンも結構あります。
面白かったのは、フランス人の観客の方達もくすくす笑っていたこと。
フランス語の訳を読みながら観ましたが、「これで伝わるんだろうか???」とちょっと不安なところが多かったものの、笑っている人たちがいたということは、それなりに通じていた模様。ホッ。

知られた俳優さんばかりでしたが、その中でも、お母さん役の樹木希林さん、とても良かったです。
映画のスタイルから、成瀬監督や小津監督と比較されているようですが、難しいこと抜きで、ドラマティックすぎない淡々とした中に芯のあるなかなか深い映画だと思いました。

映画の予告はこちらでどうぞ
Plus d'infos sur ce film

考えてみると、日本映画を映画館で見るのは、日本にいる時よりフランスにいる時の方が断然多いです。
逆に、日本にいた時は、よく映画館にフランス映画見に行きましたが、こちらでフランス映画を観ることはかなり少ないです。
なぜでしょう、、、不思議です。

カンヌ映画祭が近いこともあって、いろんなテーマで各地で古い映画が上映されているようです。
こちらでは、今週から小津監督作品を始め、日本の大御所の作品が上映される劇場があるようなので、時間を見つけて一つでも観てこようかなと思ってます。