2008年9月30日火曜日

habits pour l'automne 2008 vol.2(秋服vol.2)

ぐっと気温が下がり,めっきり秋めいてきました。
最低気温は10度を下回り(今週は2℃とか3℃の予報の日もあります;ー;)日中も15度前後です。

いつも通り、マイペースではありますが(^^;)少しずつ秋物縫っています。

まず娘にブラウス。
パターン:「素直でかわいい女の子の服」まのあきこ著 フラットカラーのブラウス 身丈と袖丈をのばして秋仕様に。
生地:妹から譲ってもらったもの 起毛コットンかな?

自分では買わないような花柄ですが,せっかく貰ったのでさっそく仕立ててみました。
本にあるのと同じような赤の花柄。
裾の広がりが可愛いAライン。フラットカラー初めての試みでしたが,かわいい!
後ろボタンになります。
同じパターンで生地を買えてまた作ってみたいと思える,可愛いパターンに大満足^^


    

次は息子と娘にトレーナー。

パターン:息子→R&RラグランTシャツ120 
     娘→「おんなのこのワードローブ」月居良子著から原型を拝借.肩開きにしたり,袖ゴムにしたり所々アレンジ
生地:C&Sで数年前に購入したスウェット地

かなり寝かせてしまった生地。
ようやく形になりました。
厚すぎないか心配でしたが,逆にほどよい厚さが良かったようです^^
糸調子が思う様に出来ないミシンなので,いつも,つってしまってニットは特に縫うのに苦労しますが,今回はなかなかの出来で満足満足^^
息子にはヒッコリーで後ろに長方形&前に三角のポイント、肩ポケット(ジーンズのはぎれとヒッコリー)でちょっとだけデコレーション。肩ポケット,適当につけてしまったら,位置が少し高すぎました^^;

娘には,袖口と裾にゴムを入れて。袖にレースをあしらって。
シンプルかわいく出来ましたが,身丈が少し短かった。
ゴムを入れてることもあって,上にあがっていっておなか、見えちゃいます;ー;
面倒だけれど,長く着てもらいたいので,裾をほどいてリブを足して長さ調節し直そうと思います。


   

2008年9月29日月曜日

bilan des rentrées(新学期の様子)

新学期が始まって,三週間が過ぎました。

下の娘は,最初の一週間は教室に入るのを嫌がり、一度は泣いて大暴れ。
最終的に先生に抱きかかえられ連れて行かれたこともありましたが,その後は徐々に慣れ,現在は特に問題なし。

去年一番仲良くしていたお友達と別のクラスになってしまったのが残念ですが,去年のクラスの半分は今年も一緒。
(フランスはベビーブーム真只中!娘のクラスも32人とかなり多め;ー;)
新しい友達も出来て楽しくやっているようです。

去年までは午前のみだった幼稚園も,年中さんからは午後も登園。
お昼寝の時間は基本的にないのですが、どうも,午後の始まりに各自の席についたあと,顔を腕の上に伏せて「休憩する」時間があるようで、その時に本格的に眠ってしまう子供が2〜3人いる模様。

ある日先生に呼び止められ,「お嬢さん、眠るんですよ,午後」と言われ,ビックリ!
なぜなら、うちでは,お昼寝は,ほとんどしたことがないから。。。
なのに、なぜ???うちの子が眠る???幼稚園、退屈ってこと???

「しばらく午後だけ下のクラスに入れてお昼寝させましょうか?」と提案され、「それっていい解決案?」(私的には,下のクラスに入れられるって言うのは、イコール「ようやく年中クラスになったのにまた赤ちゃんクラスに戻される」と本人は感じるんじゃないか、という不安がありました。学年かわって早々、他の子はクラスで活動してるのに自分だけ他のクラスに連れていかれお昼寝、、、、不安定にならないかなぁ、と思ったりしたのですが、皆さんだったらどう思われるのでしょうか?)と少し不満でしたが,義母に話すと,「眠るって言うことは体がそれを必要としてるってことでしょ?眠いんだったら眠らせればいい」と彼女らしい意見.で、夫も義母に賛成だったので,先生に頼んでそうしてもらうことに。

が、案の定,娘が嫌がったため、先生も強制はしたくないということで,今のところは自分のクラスで眠っている模様。
一度だけ,「今日は眠らなかったよ!」とかなり誇らしげに報告してくれた娘でしたが,最近少し風邪気味で疲れているのか,その後もお昼寝継続中の模様。

模様、,,。そうです,こちらには連絡帳というものがなく,今日はどんな活動をしたのかとか,幼稚園でどんな様子だったかなどの先生からの連絡は何もありません,,,日本の保育園の細かい連絡に一度慣れてしまっているので,こちらのやり方はかなり物足りなく感じてしまいます;m;

まぁ,娘の方はこんな感じです。
今週木曜に,午後の校外活動に引率で参加することになっているので,新しいお友達の顔を覚えてこようと思います^^
(お父さん&お母さん方と話をする機会があることも密かに期待しつつ、、、)

息子の方はというと,,,
新学期が始まってから一週間ほど経った頃でしょうか。
校門のところで先生に「ちょっと話が,,,」と呼び止められました。
「よくクラスで泣くのですが,(しかも号泣するんですが)普通ですか?」と。。。
号泣???
そんな話は息子から全く聞いていなかったので,寝耳に水でこれまたビックリ。

こちらにきて一年。
会話レベルはそこそこ出来る様になったものの、やはり筆記となると,3歳からアルファベットを勉強するこちらの子供たちに比べれば遅れがあるだろうし、先生の指示が理解できないということも考えられるし,他の子が出来ることを自分が出来ないやるせなさとかもあるだろうし、、、と,そのとき思いついたことをとりあえず先生に言うと,
「え?」という顔。
「話す時に少しアクセントがあるなぁとは思ってましたが,こちらにきてまだ一年なんですか?あ〜,それなら話はわかります」と先生。
「え?話、幼稚園からなかったの?」と思ったのは私。
幼稚園終了時の成績表(担任の先生からのコメントつき)は小学校にそのままあがってるので,私はてっきり幼稚園の方から援助の必要な子についての情報もいってるかと楽観視していたのですが、,,
勝手な甘い思い込みだったようです;×;

そういう訳で,夫に電話をしてもらい,先生と個人面談の約束を取り付け、ゆっくり話をしに後日学校へ。
予想通り,補習が必要ということで,詳しい説明をしてもらって少しホッ。
基本的に,息子は勉強いやだとか,学校に行きたくないとか不平不満を漏らしたことは一度もなく,どちらかというと楽しく通っているので,あまり心配はしていないのですが、勉強については,やはり心配もあります。(なんといっても留年だけはさけたいので^^;)
去年もそうでしたが,補習はずいぶん助けになっていたようなので,今年も出来ればその恩恵を受けたいと考えていたので,希望通りに進み安心しました。

ただ、、、、
補習、いわゆるsoutienと呼ばれるもののことなのですが,これまでは学校外にある公的な組織RASED ( Les Réseaux d’Aides Spécialisées aux Elèves en Difficulté) から特別指導員が学校に来て、援助の必要な子供たちの力になってくれていた(息子も去年幼稚園でRASEDから派遣されてくる指導教員の援助を受けていました)のですが,どうも話によると,その組織の人員&経費が大幅に削減されており、組織存続の危機と言う話。

今年から,土曜日の授業がなくなり,週四日制(週24時間授業)に。
その代わりに援助の必要な子供に年間60時間の特別補習を担任教員が行うという新しい方針が打ち出されており,どうやら,このシステム導入とともに,特別指導員の撤廃をはかりたいのではないかというRASEDや保護者会側の危惧。(一般教員にその仕事を割り当てていく方針ではないかと)
幼稚園の保護者会でもこの話題で持ち切りで,かなり先生たちも熱くなっていました。(去年にもましてストが多くなる予感、,,)
幼稚園にしても,小学校にしても,一般の教員は、RASEDの特別指導員のような特別に問題を抱える児童を指導できるような資格は持っておらず、教員の間でもこのRASEDの援助なしでは大変だという話を幼稚園の先生はされていました。

いつもの問題ですが,こういう話は,問題に直接関わる人間が限られる(問題を抱える児童の親そして教員&指導員)ので、力が弱く,国民レベルでの問題意識にまで至らず,政府の決定を覆すことはまずないかと、私個人的にはかなり悲観的です。
とはいうものの、子供を持つ親として,一市民として,この組織が存続するために出来ることがあれば,当然のことながら参加して行きたいと思っています。

話が少しそれました^^;
上に書いた様に,今年の大きな変化は週四日制の導入。
小学校では,援助の必要な児童のみに補習を提案するということで,息子は他二名の児童とともに週二日、始業前の8時から8時30分補習を受けることになり,今日からその補習が始まりました。
(そのため今朝は,7時45分まず息子を連れて小学校へ。その後一度帰宅して上着を脱ぐ暇もなく8時15分、今度は娘を幼稚園へ。いい運動にはなりますが,寒くて雨の降る日にこの2往復は,,,考えるだけでゾッとします;×;)

幼稚園の方は,まだ最終決定には至っていないようですが,幼稚園側からの提案は「午後の時間を15分早くずらして,終業時間を16時30分にし、終業後16時30分〜17時10分の40分間を補習にあてる。補習の対象は援助の必要不必要に関わらずすべての児童で、最終的に補習を受けるか受けないかは保護者の判断に任せる。補習は5〜6人の小グループ制で行われる。」というもの。
新学期が始まって一週間後に開かれた保護者会で,突然そう告げられ,当然のことながら保護者の中からは不満の声が,,,

うちのように、幼稚園と小学校どちらにも子供がいる場合,今までは下の子を迎えにいったあと,隣にある小学校の前で上の子が出てくるのを5分ほど待てばいいだけだったのですが,これからは20分待たなければいけなくなります。(下の子が補習の日は上の子と20分外で待つわけです)
うちの場合,20分で学校ー自宅を往復できないので,一度うちに一人を連れてかえって出直すというのは時間的に無理。
これからの季節を考えると,かなり暗〜くなるのは言うまでもありません;ー;

2008年9月5日金曜日

parlons un peu d'argent(お金の話を少し,,,)

フランスにはallocation familiale(家族手当)の制度があります。
うちも,例に漏れず,引っ越してすぐに手続きをしたので,毎月200ユーロ弱の手当をもらっています。
手当の額は,家族の収入や,子供の年齢&数などで決定されているようです。
(日本ではこの手の手続きはすべて私がやっていましたが,こちらに来てからは主人にすべて任せているので,考えてみると詳細をあまり知りません,,,こんなんじゃぁいけませんね,,,調べておきます;m-m;)

これに加えて,フランスでは6歳から18歳の子供を持つ家庭にallocation de rentrée scolaire(新学年を迎えるにあったての手当)がでます。
もちろん,国からの手当なので,一定額以上の収入がある家庭にはこの権利はありませんが、そうでなければ、allocation familialeに登録さえしていれば,特別な申請をしなくても自動的にもらえます。

我が家の口座にも八月下旬に272,59ユーロ(4万円強)が振り込まれてました^^

ちなみに、小学生,中学生、高校生と手当は上がっていきます。

この手当は,昨日紹介したような学校指定の必要文具を揃えるためであり,新年度をストレスなくスタートさせる為に,保護者としてはとてもありがたいシステムだと思います。

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夏休みの間にあった話。

こちらフランスではガス料金は月々一定料金を支払います。
去年引っ越してきたとき,何も考えずにガス会社から提案された月々46ユーロ(7000円)の一定額を支払う方法にしました。
そしたら、7 月のある日,400ユーロ(6万円くらい)くらいの超過料金の請求書が届いたじゃぁありませんか!
一括で6万支払うのは,痛かった,,,

それなら,日本のように使った分だけ毎月請求が来てくれた方がいい!とおもいませんか?
それなら,毎月請求書を見ては「あ〜今月は使いすぎたな」とか「今月は少しお金浮いたな」とか考えながらエコノミーもエコロジーも出来ると思いません?

起こってしまったことは仕方ありません。
今年は,考えて,節約しようと思います。

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写真は新しく9月1日から流通が始まった5ユーロ硬貨です。
先日郵便局で切手を買った際,おつりの中に入ってました^^
「はいどうぞ新品ピカピカ」と言って満面の笑みで郵便局のおじさんに硬貨を渡された時、ニュースを知らなかった私はしばし「?」の顔で固まってしまいました^^;(気づいたら最近全然ニュースを聞いてませんでした,,,)

調べてみると,この硬貨、銀製で200万個限定。
購入不可。郵便局でおつりとしてのみ配布されるということです。
そして、コレクションのためのものなので,フランス以外の国(ユーロ圏内でも)では使えないそうです。
貴重なものを,偶然手にしたということですね。
何だかどんどんうれしくなってきました^^
大事にとっとこっと^-^

追記:今ebayでも検索してみたら、オークションにでてるじゃありませんか!一番高いもので51ユーロの値がついています!
あー,うっかり使ってしまわなくって良かったぁ^^

        

2008年9月4日木曜日

rentrée 2008-2009(2009年度新学期)

いよいよ始まりました,新学期。
火曜日8時半、夫は息子と一緒に小学校へ。
私は娘と一緒に幼稚園へ。
門が開くとドドドっと保護者&子供たちは校庭へ。
クラス名と子供たちの名前のリストが張られたパネルが校庭の真ん中にポツンとあり,そこで保護者は自分の子供の名前を確認してクラスに各自連れて行くかたち。
娘の通う幼稚園には年少・年中・年長それぞれ2クラスあり,各クラスはだいたい25名程度の編成。

クラスに一番乗りだった娘。
はじめは私にくっついて離れませんでしたが,次々に他の子供たちが到着し、顔見知りを見つけると,ホッとしたのか,
テーブルに用意されていたパズルを始め,去年のように泣くことなく「じゃあとでね」と笑顔でお別れできました^^

夫の話によると,息子の友達の中には泣いている子もいたようですが,息子は泣いたり嫌がったりすることなく,
先生方の指示に従ってクラスごとに校庭で整列して,その後先生につれられ校内に入って行ったそうです。
(幼稚園と違って,小学校は保護者が校内に入ることはありません。今日は例外的に校庭の中に入れたようですが,普段は門の外でお別れします)

幼稚園の受け入れは8時20分から8時50分と余裕があるのですが,小学校からは8時30分時間厳守!
(早く行っても門は開いてないし,遅く行けばもちろん門は閉まってしまいます;_;)
午前の終業時間は幼稚園とかわらず,11時30分。(幼稚園は11時25分から11時30分の5分間の間にお迎え。小学校は30分になると子供たちが門から出てきます)
午後の始業は13時45分,終業は16時45分。
今年から土曜の授業がなくなって,週四日制が導入されます。
ただ、話によると,授業に遅れている子供たちのための補習が土曜に組まれる予定で,息子も行くことになると思うのですが,いつから始まるかなどの話はまだありません。おそらくは来月からでしょう。
その前におそらく保護者会があると思うのですが,その日程もまだ未定のよう。

覚え書きのために、ここで学校から指定された文房具他リストをご紹介。
・1 sac d'école rigide (tout livre abîmé devra être remplacé)
・1 trousse
・2 crayons de papier HB
・1 taille-crayons avec réservoir
・1 stylo à bille vert
・1 stylo à bille bleu
・1 gomme blanche
・2 bâtons de colle grand format
・1 règle plate 20 ou 30 cm
・1 paire de ciseaux à bouts ronds
・1 ardoise velleda avec un côté comportant des lignes+chiffons+2 stylos velleda
・1 boîte de crayons de couleur
・1 boîte de feutres
・1 vieille chemise ou blouse à manches longues pour la peinture
・1 boîtes de mouchoirs familiale
・1 paires de ballerines dans leur sac en tissus
・1 enveloppe timbrée avec impérativement le nom et l'adresse du père
・1 enveloppe timbrée avec impérativement le nom et l'adresse de la mère

上から
・通学用かばん
→教科書は学校からの貸し出しになるので,年度末、本の傷み具合によっては本代を払わされる可能性があります。そのため,しっかりした作りで防水加工してある鞄が要求されます。基本的に背負う型のものが多いですが,ここ最近はミニキャリー型も多くなってきました。うちの息子は,ちょっとしっかり目のリュックにしました。(それしか見つからなかったというのがほんとの話.気に入るデザインの鞄 がなかったので,,,
・ふでばこ
・HB鉛筆2本
・鉛筆削り(削りかすがたまる部分がついているタイプ)
・緑ボールペン1本
・青ボールペン2本
・白い消しゴム
・大きいサイズのスティックのり2本
・20センチもしくは30センチの定規
・先の丸いはさみ
・ホワイトボード
→ardoiseを辞書で引くと「石盤」とか「電子辞書」とかでてきますが,,,ardoise velleda(velledaはどうもブランド名のようですが,,,今では,名前としてしか残っていないようです)というと言わずと知れた小さいサイズのホワイトボードで専用のペンで書いたりchiffon(布ですが,基本的にはフェルトのペン消しがついています)で消したりできて、一面が真っ白,もう一面が線付き。
・色鉛筆1箱
・ペン1箱(多色展開のフェルトカラーペンのことです)
・絵の具を使った作業の時に着用する長袖のシャツ
→古いシャツやブラウスとありますが,本当に古着を持って行く子供がどのくらいいるのか,,,
ボタン開きタイプのスモック(コットンだったり,防水加工のものだったり。赤ちゃんの食事エプロンを大きくした形だったり。)いろいろ可愛い市販品も目にしましたが,今年は簡単なスモックを自分で作りしました)
・箱ティッシュ1箱
・体操用シューズとそれを入れる袋
・父親の住所が書かれた封筒、要切手
・母親の住所が書かれた封筒、要切手

すべての持ち物に名前を書いて,ということだったので,前日はペンやエンピツ一本一本に名前付けの作業。

ちなみに,お昼に帰宅する時は,鞄は学校においておくようです。
でも,朝晩は,宿題や連絡事項が書かれた小さいノートに,フランス語の教科書、算数の練習帳(かなり大きいドリル)文房具一式(どうも学校に持ち物をおいておくところはない模様)を鞄に入れて登下校します。学年があがるにつれてかなりの重量になるという噂。
出来るだけ,自分でもって登下校させようと思いますが,現実問題無理そう、、、

まぁ,こんな感じで2009年度始まりました。
留年ということがないよう,(それが一番の心配)ガンバって指導して行こうと思います!